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深夜に語りたくなったことを主に書くブログ

「盾の勇者の成り上がり」が妙に胸に突き刺さる

なぜだろう?妙に胸がざわざわする。久しぶりに、読み返してみた。また、マンガにもなっているようで、小説よりもイメージが付きやすい。個人的には小説の方が面白いが。

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盾の勇者として異世界召喚された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ信頼と金銭を一度に失ってしまう。
他者を信じられなくなった尚文は絶対に自分を裏切らない奴隷を購入し、
世界を憎みつつも元いた世界に帰るため、世界を破滅に導くと言われる災害「波」に備える。

苦悩の果てに、彼が手にしたものは一体何なのか
これは一人の男が絶望の底から這い上がって行く軌跡を描いた成り上がりファンタジー  ピクシブ百科事典

 

読み返していると、胸に突き刺さることがあった。それは、みんなに嫌われて、嫌われて、それでも生き抜いていかないといけない状況。人から嵌められて、理由無き理由で人から責め立てられる。絶対的な強者による搾取

 

中学時代に、僕のクラスでは、いじめがあった。中学までは義務教育なので、いろいろなタイプの人間が同じクラスの中には混じっており、子供社会の中で強い人間が弱い人間を平気で虐める状況が出来上がっていた。佐竹くん(仮名)という男の子は、気が弱く、線も細かった。彼がいじめの標的にされた。もちろん誰も助けに入らない。みんな自分を守ることで必死だった。自分の傍観者の一人だった。

 

この小説を読んでいて、そんな記憶をふと思い出した。盾の勇者が成り上がる為にはチカラを貸した人がいた。それが武器屋のオヤジや奴隷商、道具屋などである。このメンバーの小さな助けがあったから、成り上がることが出来た。もし、誰も助けてくれなかったら、盾の勇者は成り上がることが出来ただろうか?疑問だ。

 

佐竹くんには、武器屋も奴隷商もいなかった。この状況から抜け出す為に手を貸してくれる人はいなかった。毎日の地獄を生き抜いて今は何をしているんだろう?ふと、FBで調べてみると、彼らしきプロフィール写真が見つかった。文書を見てみる、どうやら結婚をして、子供がいるみたいだった。

 

今振り返っても、当時の僕にはあれを止めるだけのチカラはなかった。見ていて気持ちのいいものではなかったが、自分を守るのに必死だった。クラスの中で蹴られたり、掃除用具入れの中に押し込まれたり、トイレの大便のところでボコボコに殴られたりしていた。見ていて、僕はいつも怖かった。その暴力が自分に降りかかってくるのが。

 

今、当時に戻れるのであれば、武器屋や奴隷商にはなりたいと思う。表立って、苛めっ子と戦うことは出来ないと思うが、小さな助けくらいは出来る人間になりたい。その為に、自分にチカラを付けることが必要と思う。チカラ無きものは、何も変えられない。いじめは何処にでもある。それが会社の中でも。そんなことを思いながら、深夜にこの小説を読み返していた。